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最古参が逝く


 
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  和五郎さん。享年98歳。行年99歳。

  寝込んだのは、わずか2か月、一世紀を生きてこられた。

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 1911年/明治44年 日韓併合・・・0歳
 1923年/大正12年 関東大震災・・・12歳
 1945年/昭和20年 終戦・・・・・・・34歳
 1971年/昭和46年 沖縄返還・・・・60歳
 1989年/平成元年 天安門事件、ベルリンの壁崩壊・・・77歳
 西暦2000年・・・・・・・88歳
 2009年8月98歳、仏の弟子になって99歳。

  子・孫・曾孫多数。
  区長・議員・理事・役員歴任。

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 このつれあいのツギさんは、我が家の先々代の妹であり、和五郎さんの同級生でもあり、いまだ健在である。
 つまり和五郎家は98歳の古老が二人いたわけである。
 生前の弁。
 「尋常小学校で、男で、勉強は2番、いさけは1番。ばばは、おなごで一番勉強ができた」
 残念ながら、この事実を証明できる人は、この世にはだれもいない。

 木場小閉校記念誌、木場もんにのっている卒業写真には、和五郎さんとツギんの名前が隣同士になっている。
 昔は、勉強ができた順に名簿を作っていた時代があったという。

 
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おいらにとっては仲人であった。

20年前。
トド妻宅への使者として。

「この青年は、まだ歳はもいかず蓄えもなく、願わくば結納の儀は、これこれでおさめてくれまいかー」

おいら26歳。
あまり、まじめにお金をためていない頃であった。

「役所というところは、長く勤めて行くにはいいところだが、最初は給料が安いところで・・・・」
おいら。やっとのことで、3か月分の給料相当をためた。



 さて、8時。これから告別式、お斎。
 したがって、今日、会社は休みである。
by kbmn37gnkds | 2009-09-07 07:37 | 家や家族のこと
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