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お歳暮を考える


 
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 一年の年の瀬、お世話になった人へ。
 送ってやりたいと思う親ごころ、実家を慕う子どもらへ。

 なんとか気持ちを届けたい。
 この人たち、Aグループ。


 遠方にいても、付き合いを続けなければならない人へ。
 私利私欲出世のために。
 
 なんとか、とりあえず、間に合わせる。
 この人たち、Bグループ。

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 毎年、新潟の味として、友人、新潟まえたの海産物詰め合わせを送っている。
 長野のおばさん、埼玉のおじさん、山梨のおばあさん。
 送るものは、だいたいマンネリ化していて先方からは果物やハム、蒲鉾が届く。

 今回も新潟まえたに注文に行った。

 「地元新潟が感じられるものはないかよー」
 「北海道の鮭では、かっこつかんよ」

 たまたま信濃川の鮭をもらって自分で塩引きして、けっこういい感じになったので、おいらも強気だ。

 「だめだめ、川上った鮭はくえねー」
 「そうなかー」

 「ただ」
 「東京の知り合いが、新潟で獲れた鮭送ってくれっていうから、漬けて出したけど」
 「まだちょつと残ってるかもな」

 「おっ、それそれ」
 「5000円もするんなら、いらんよ」
 「3000円でいいよ」
 「よし、それ送るー」

 新潟、北区、阿賀野川河口、松浜産とのこと。

 おいらは。
 うまかろうが安かろうか、ストーリーがあるものを送る。

 ついでに。
 「切り身にして送るんかー」という申し出に、
 「まるもん、1本もんさー」と注文し、
 相手が、魚を切れずに困るだろうなんてことは、考えない。
 世の中、頭句のない人が悪いのであって、おいらには罪はないと思っている。

 新潟まえたに、
 「世の中、魚も切れないばかたれ女が増える前に、まな板をセットで送ったらー」
 「ぜったい売れる」
 と、素人からのアドバイスをして帰宅した。

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 そんなことで、午前中に満足できるお歳暮にありつき、一安心。
 おいらは、大潟方面の田んぼまで魚捕りに行き、めだか、ふな、えびをつかまえて水槽に移した。

 写真は、田んぼで捕食中の白鳥が、おいらの出現によって、逃げていく様子である。
 そんなに悪い人間ではないと、おいら自身は思っている。



  
by kbmn37gnkds | 2009-12-12 13:25 | どうでもいいこと
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