がっつ,吹いた。突然の大嵐。
果敢にせめる本間君。マウイ島在住約1年。妻子を残して修行に出ただけあるわ。
日曜日,低気圧が日本海北上。999ヘクトパスカルとの情報が午後2時過ぎにはいった。石川県へぐら島灯台では南西19メートル。田んぼで草刈していたけど,どうも気になる。たぶんまともに県内に風入ると,とうてい俺ごときでは沖にでるのは無理と思い,夕方に四郷屋海岸へ,陣中見舞いに向かった。
砂嵐の中,20人くらい集まってた。大きなセイルで出た人たちは30分でリタイヤ。セイル張替え組でも太刀打ちできず。
「今日はcameraマンでやってきました。波にもまれて苦しむところを撮りたいんだけど」
本間君とバスクリン石川が,一瞬の風のひるみを見て攻めて行った。松尾芭蕉はよくいった。
「荒海や,佐渡によこたう天の川」 ぐじゅぐじゃの波と風と潮流。最初から見学を決め込むおれ。出たけど押し返されてきた面々。
自然に立ち向かうやつ,負けるやつ。なにくそと機会を伺うやつ。