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鳥肌たった運動会

黒中のPTA役員をしている関係で,30年ぶり,運動会を見てきました。
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 応援合戦が始まると,条件反射か,鳥肌が立ってきた。情熱とか,一所懸命とか,感激・驚きがいっぺんにやってきた感じ。
 応援に来る人いっぱいいて驚いた。小学校の運動会じゃあるまいし,昔は,親なんか来なかったけど。まいやー。
 


鳥肌たった運動会_e0034554_12563038.jpg 兄ちゃんの騎馬戦。校長先生いわく,近年やらなくなった学校が増えたとのこと。けんかに近い光景が保護者・先生方から敬遠されてきているらしい。
 さて,わが子。体が小さくて軽量なことから,上にのる役目。赤軍の鉢巻を2回あわせて11本とったということで,ガッツポーズ。負けん気,結構あるんだと感心しつつ,自宅でインタビュー。「ほとんど1年のやつ」彼なりに,わしわし取れてうれしいかったようだ。おれも,うれしい。


鳥肌たった運動会_e0034554_12571615.jpg こちらは,走るほうが得意なねーちゃん。明日は一人以上抜くといって,一人抜き。みごとトップでバトンを渡すが,アンカーがゴール前でだんごになってびり。おれも,まーまーうれしい。



 30年前の回顧録

 昔は,1年から3年まで各7クラスあって,7軍の対抗戦だった。
 おれ,3年3組応援団長。2年3組のときに優勝し,V2優勝がスローガン。
 応援で,一斗缶にビー玉つめて,太鼓代わりに使ってたら,よその先生が,うるさいからやめろといってきた。担任のサトサクが来て,いいからやれって続けられた。本部放送席のとなりだったからそうとう,耳障りだったに違いない。

 バックに,大きな絵を描いて張ることになつたが,掛ける骨組みがなく,さて困った。校舎の壁を利用した2組と,プールのフェンスを利用した4組にぜったい負けられない。親に相談すると,うまく話がまとまり,父親が,稲のはざがけ用丸太を4本,いすゞトラックに積んできて,グランドに4つ,1メートルぐらいの穴あけた。そこに棒立てて,竹を渡して見事完成。陸上部の顧問が,しっかりと元通りにしておいてくださいよといってきた。
 バックの絵は,親父にはまったく理解されない,ヘビメタバンド「キッス」の4人組だった。
 
 競技では,800メートルを走った。最後の周に,普通は鐘がなるんだけど,トラック役員が忘れてて,鐘が鳴らず,外の選手のみなさんは,次のカーブにむかっている。おれ800メートル,陸上部で腐るほど走ってたから,1位でゴール。ラッキー。水泳部の石垣君とは,2年生以来のライバルだ。
 このときだったか,記憶が不確実だけれど,親父の米価闘争の鉢巻かりてきて,気合のスタート。2週目のコーナーで,どっかの先生が,「ばかたれー,はずせー」って怒鳴ってる。レースを途中で止められないから,トラック内を先生が伴走し,追いかけられた。鉢巻は黄色地に赤と黒で,「要求米価貫徹!」って書いてあるやつ。なぜか,かっこいいと感じてもってきたやつ。

 さて,なんだかんだで競技の部優勝,応援は,惜しくも友人,丸光の4組に負けて2位だったけど,完全優勝さ。

 表彰台でトロヒィー振り回したときは,感慨ひとしおだったさ。卒業写真に,がながなの後姿がのこってる。

(追伸:騎馬戦情報)
 わが長男の乗っていた騎馬の中心人物は,なんと全身バネ男,三五十五こと会野君であった。柔道全国大会出場選手。さすが。納得。

(追伸)
 A Few Days Later
 昔の同級の女性から,おれの長男の,やせっぽちの姿に,30年前の自分たち,青春っていうやつを,思い出したという,ありがたい感想をいただいた。
 おれも,あの頃はやせてた。
by kbmn37gnkds | 2006-09-04 12:58 | 家や家族のこと
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