土曜日。早朝から田んぼ仕事に庭木の予防。半日だけ、体にすきあり。
ということで梅雨の合間、雨上がりの南西がはいるかと、ひそかな期待をもって4Gビーチに。
だめもとの特攻隊ゆえに、日光浴読書用に「良寛全書」注釈つきを持参する。
浜一番に到着。
南西の風、白波多少あり。ただし、この時期は見せかけのものが多くまゆつば。
セイルをセット、一番に海にでると、浜辺はいわしの群れ。もよもよしている。海がいわしの塊で黒くなっている。
沖に出ると、この初夏・梅雨時に現れるトビウオ。
まっこと 豊饒の海である。
今回食卓に上ったのはいわし君。
偶然の出来事。
いわしのやつら、波打ち際、サーフィンボードが、追いかけてくる魚に見えたのか、浜辺のほうに逃げていき、波打ち際で山ほどいわしが跳ねている。・・・漁夫の利ー。
サーフィンやめて漁師になる。
未開の土地の原住民が、おいたてる漁のように、波しぶきを立てながら、なまはげの鬼のようなスタイルで追い込む。
おもしろいように獲れた。手でバケツに投げ込むだけの作業である。
本日の夕飯。
いわしのから揚げ・ノーマルタイプ、かれー風味の二種類。ナスも初物が出た。
・・・毎日ご馳走がつづく。
魚へんに弱いと書く、この魚。
小さいとき、近所に強という名の人がいた。気が弱いので「よわし」というあだ名がついていた。
いま、大人になってみて、この手のやからがいたら、おれは間違いなく「いわし」というあだ名をつけるだろう。
おおきなサーフボードもたまには役に立つ。
沖のトビウオが、目の前をとぶのもこのせいなのか。