仕事が終わって8時過ぎ、携帯に電話があった。
「速達で送りましたが、手紙、届いていますでしょうか」
「毎日、講演や集会でほとんど出ていることが多く、遅くなってすみません」
「いいえ、とんでもありません、お忙しい中、無理を承知でお手紙を送りました」
「上映会に、中学生も来られるようでしたらと思い、中学生のみなさんあてにも、メッセージを入れておきました」
「ありがたいです」
この時点で、おいらは感動していて、涙腺がゆるんでいる。
明日。
めぐみさんのドキュメンタリー映画の上映会。
なんとか、開演に間に合った。
めぐみさんのおとうさんから、電話で生のメッセージをいただいた。
だめかと思ったが、気持ちが通じた。
いそがしい合間をぬって、手紙を書いてくださった。 「速達」という赤字が物語っている。
明日。
おいらが、一番見たくない映画、見たいけれども逃げている映画をとうとう見る。