いいたいこと、よくわかる。
最初は、「なんかの皮と卵、やせ肉のかゆだな、こりゃ」と思った。
ピータンと、鳥皮のがじけたあたりの具が入ったかゆだった。わかりやすい。
わかるわかる。理想と現実は違うということ。
陽朔の路地でのこと。
すれ違いざまの若い女性。
しゃなりしゃなり近づいてきて、すれ違う寸前に口元をぬぐったティッシュを、われわれの足元に投げ付ける。まったく自然で、しぐさにそつがない。
「こんなあばずれ、どんなに若くても嫁にはしない」と、われわれは宣言する。
あちらこちらで、タンを吐き散らす。
煙草を投げ捨てる。
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結果、日本海はこうなっていく。