韓国は、ひとまずおいといて。
かみふるの居酒屋。F助。
正面向かって右、カウンター越しからは、厨房の様子がわからない。
左手壁にはびっしりと。
お品がきは、書道の練習中のごとく貼られている。
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おいら。
建物の調査などという仕事をしていると、天井・壁・床、材質などをつい見てしまう。
ユニークなのは、書ききれないメニューを、「その他」と朱書きしていることだ。
味のある店、親父さんも、やはり一風違う。
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となりのテーブルに焼き物が届いた。
「はい、いか焼き、ミディアムレアーであがりましたー」
・・・・くすくす。
おいらのテーブルにビールが届いた。
「今回だけは、コップもつけるよ、大サービスだよ」
・・・・くすくす。
しばらく飲んでいると。
「お客さんたち、ぞうきん、食べるー?」
「返事ないけど、出しますよー」
やがて。
岩ノリが、おかずのり風にでてきた。
確かに色が、それに厚さもまちまちで。
・・・・一同爆笑。
しばらくして。
「腰から下の料理、食べる人?」
「食べらんない人?」
「ヒント、男性の下半身です」
「まーいいや、悪くなるから出しちゃおう」
やがて。
にわとりの足がでてきた。
「そのまんまー」
コラーゲンたっぷりぷりぷり。
サザエを食べて。
電気プランを飲んで。
チヂミを食べて。
一同、大満足。
おもしろい親父の店に、連れて行ってもらった。
彼女がからんでいる酒場は、はずれがない。
N坂女史・・・酒呑道3段。
まいりました。