元旦の朝が来た。
チューを連れて散歩に出かけた。
天気晴朗なれど、霜深し。
しょうこりもなく、切り株を撮影し、勝手にモニュメントバレーと呼んでいる。
高速道路のパーキングは、さすがに人も少なく、トイレで顔を洗い、朱鷺子と無料の玄米茶を飲んで帰宅する。
餅を食べてから、4人で元旦マラソンに向かう。
参加賞をもらって木場八幡様にお参りに行く。
今年は村役の改選で、お宮に集まる人たちの顔ぶれもりりしい。
この村の初仕事は、お宮に集まって、お祓い祝詞をあげてもらい、お神酒をいただくという風習で、区長以下、多ザっぱにいうと、子ども会から婦人会消防団の役員までが呼ばれてゆく。
紙コップを持って、真っ赤になっている隣組の親父がいたので、
「さすがに神様からいただいたコーヒーは、あったまりますねえー」
「まっかっかー」
おいら。
「いやー、けっこう、朝っからきくうーうー」
ごんのじょのおやじ。
こちらでは。
忠魂社の中で、神主が祝詞をあげていてる最中で、見れば履物を中国人のように脱ぎ捨てていたので、こっそり向きを直してそろえてやったら、静かに祝詞を聞いていた区長に見つかってしまった。
「にこり」
「にこり」
「はうでぅでぅうー」
「あいんふぁいん」
的なあいさつで。
またこちらでは。
本殿の中に、スカートをはいている若そうな女性がいたので、よく見てみると婦人会。
出てきたところを見計らい、
「あたらしい村役になったら、正月から、コンパニオンを上げて飲んでるかと思ったてー」
といい。
午後からは、お寺にあいさつに行って。
死人が多かった昨年をふり返り、
「村に疫病神が取りついているようだ」
などと、素直な感想を述べてきて。
本日、ただいま午後10時。
しこたま飲んで。
静かな元旦が終わりつつあるね。
おまけ。
朝のスタバ。
庶民には縁なし。鏡を借りて、写真撮るだけのわれらであった。
黒埼PAにて