11月3日。世にいう文化の日、私の結婚記念日。今年は結婚15周年ですが、そんなことは家人にはまったく話題にもせず、久々に城西大学合気道部創部40周年に参加してきました。
卒業して20年。懐かしい町並みが・・・後輩たちの声姿が・・・青春の真っ只中にあった当時の自分を連れてきてくれました。
クッションの効いたきれいな道場で、今の学生はうらやましい。
みな技がうまい。でも受身の形がいまいち。われわれの頃は稽古の半分が受身の練習だった。技の研究よりも精神力が先だった。(おれの生き方も受身だらけ)
文化祭でのエピソードをひとつ。
一年坊主の当時、学ランを着ていて、武道部連合の先輩以外は、まったく怖いものなし。
文化祭に、お好み焼き屋を合気道部が出店することになっていて、先輩の検便を代理で出すように頼まれていたのをすっかり忘れて登校。すでに自分のものは放出済み。
やきを入れられるよりもと一案、経済学部3号館便所で、他の学生を捕まえることにした。
一人目・・・・「出なくなりました。」
二人目・・・・「やわらかいのでだめです」「うそつくなこのやろう、みせてみれ」・・・・液体だった。
三人目・・・・学ランを着た男。後で知ったのだが、ボクシング部の一年だった。
私を先輩と勘違いしていたため、ひとつ返事で行動開始。従順にも、彼はきちんと容器につめて提出してくれたのだった。おれは、思わず「ごっつあんでした」と心の中で叫んだ。