城下町の、いわば過去から永い間に積み上げられてきた薫り高い土壌は、当方、先祖代々ぬかるみに住む新潟は、到底まねすることはできないだろう。
思い知れよと言わんばかりに。
大田さんの居酒屋紹介は、各地の酒文化が紹介されている。
週刊誌に連載されている短編エッセー集をみて、飲みにいきたい場所を妄想し、人の暮らしや生きざまを想像しながら、小さな旅と、居酒屋気分を味わった。
「やっぱり、城下町」
会津、盛岡、鶴岡、中ぐらいの町で、ぶらり銭湯などに浸かった後、カウンターでじっくり飲んでみたいものだ。
収容所、体育館、動物園、給食センター的な、にせ居酒屋、反対。
加えて。
会話がある居酒屋、といっても、妖艶な女性が相手するのではなく、うんちくが、なれっじが、ちらりと聞ける、話せる主人のお店に行きたい。
吉田類でも、OOTAさんでもいい、愚衆といわれてもよい、居酒屋を大事にしたい。
おまけで発言、いまでいえばフリマ、自由市場を大事にしたい。
消費税が上がっても、生きて行く庶民の場所が大事だ。
と、思う。
歌を思いついた。
♪ ああー 日本のどこかでー 私を 待ってる 店があるー
.