うるんだ瞳。
血の海。
だいぶ前から、旧知の仲の、水産物加工まえたに、
「いいサバが入ったら、連絡くれっ!」
「何すんだ」
「へしこ、漬けるから」
「ゴマさばはだめか、冷凍ではダメなんか」
「だめ、1年寝かせて作るんだから、失敗とか、出だしからまずいは、だめだから」
「1本、100円ぐらい、車のハンドルぐらいあれば上出来らけど」
「そんげん、あるわけねーだろ」
「そーゆわねで、やーせなったら頼むて」
注文してから、約1か月。
届いた。
真さば、生、ぷりぷり。
「うちに届けておくから」
「やーせて、ひと箱、2200円ぐれ、17本はいってるなっ」
妻殿に、麹もおこしておいてくれと頼んで2.3日後。
ジャスト、ショータイム。
役者がそろった。
さば、さばいた。
ちなみに、昨日は、これまた友人の氏田から、例年の信濃川溯上のサケが届き、塩引きに、イクラしょうゆ漬けに、切り身漬け込みに、殺戮状態が続き、本日も、血祭り状態の台所になっている。
上の血祭りの写真は、本当は、もっとワインレッドで、氷が敷き詰められていて、ほんとは、チンザノロックに近いのだが、あえて、色は表現しないことにした。
感謝せねば。
こどぅんおー
韓国語で、さばのことである。
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