村の祭り。
「越後国いかのあしさんところは、今頃が秋祭りなんですか」
「はい、男と女が出会う場所、古来からの社交の場ですから」
課長から問われて答えたおいら。
なので、1時間、仕事を早上がりした。そんなことが、許されるわが社もわが社たる由縁なのだが。
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今年は、祭りに出かける、いわゆる我が家系ヤングがいない。
子どもたちも、飛島・京都あたりに旅に出ていて、てんでバラバラだし、末娘も塾などという他力本願施設に通っていて、まったく社に遠のいている。
そうかといって、おいら自らが、健康ボールを釣りに行くとか、金魚すくいにいくとか、綿あめが食べたいわけもなく、本日は今年は浴衣も着ずに、ただノンダクレて自宅待機している。
血が騒がないわけではない。
「夜店のこんにゃく、食いてーなー」
「めずらしい人にあいてーなー」
「お神酒、わけてもらいてーなー」
などの願望があって、不完全燃焼中。
しようがない。
明日は早起きして、神様にお参りに行くさ。
こっそり、お百度参り。
いろいろたまさか、お願いすることがあるからね。
(いにしえの6年前の祭りでは)
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