残秋を楽しむ。
残農を楽しむ。
陽光を楽しむ。
残っている野良仕事を、こつこつと、急がずに、またまな板の上でころがすように、すすめる。
眠ければ、早起きしない。
散歩が楽しければ、そっち。
ハゼが食いたければ、そっち。
秋、農家は詩人になる。
しかしだ。
現実には、通帳は「~」になっている。
米価下落。
米菓が安く買えるのはいいのだが、うまいコメでも売れないとなると、昭和の初めのように、出稼ぎに出るか、娘を売るか、離散して没落するしかないか。
また、離農が相次ぐにちがいない。
離農できない中規模以上の農家、生産組織の知恵に期待する。
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