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亀倉プロジェクトあり

  
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  かつて村にいた亀倉蒲舟さん(かめくらほしゅう、経歴はネツト参照のこと)の彫金を発掘するため、あるプロジェクトが動いている。

  和菓子屋さんの社長が、4年に一度の「水土」予算をつけてくれたので、木場の村と、戦前・戦中・戦後の時代背景と、金属工芸・農家の道楽などをテーマに、村のすべてを探りたいと考えている。

 このプロジェクトを進めるにあたって、村に亀倉作品が、何点眠っているか、どの時代のものがあるか、などなどを調査すする必要があり、先日村の役員会にて、このプロジェクトのプレゼンした矢先、区長さんがいうには、

 「うちにあるのは、宇吉だと思う」

 というので、五十嵐善松氏と区長さんのところに、さっそくでかけてきた。

 ちなみに区長さん宅は、お寺とも親戚で、土蔵が2つあるぐらいのおおやけである。

 「宇吉発見!」

 めでたいモチーフ、鶴が彫ってある。

 「昭和10年代、戦前だと思いますね」

 五十嵐氏。

 「金屏風もあるぞ」

 区長さん。

 まあそれは、次会ということで。

 さわりとしては、宇吉第一号発見で幸先よいスタート。




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 その後、氏と我が家によって、次回のプロジェクト展開を検討する。

 その前に、我が家ののは・・・・

 座敷に脚立を持ってきて、ほこりまみれの額をはずしてみると、

 「ああー、宇吉だっ」

 亀倉蒲舟は、雅号蒲舟を名乗る前は宇吉だった。

 

 ということは、我が家のものも、もしかすると・・・・・・・

 第2号発見!




 
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 はやくも急展開。

 木場の村の歴史、木場の村に住んだ芸術家。

 その価値を認めていた農家、村人。

 土着農耕種族にあって、洒落をも楽しむことができる村を形成していたと考えると、おいらは、わくわくするのである。


 

  ちなみに我が家の参考出品

 
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 硯。

 ふたの表は小川英鳳、中身は山口県赤間石の硯、手仕事は寺尾さん。

 うちの先々代は、記録としていろいろと書きこむことが好きな人で、こういった骨董の発掘作業には文字という足跡を残してくれていて、けだし大助かりである。

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  コツコツと書きためたもの、おいらのブログも、是非次の時代に役立ってほしいものであるが。

 
 無理かあー・・・・・・・




  ちなみに。
  
  旗本盗掘男の素顔はこうだ。

 
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  ※今回の写真は、すべてくだんの五十嵐善松氏からいただいたものである。

    最後の1枚も、けして自分撮りではありません。

    作家風の濃淡写真、レンブラント風になっていて、気にいっている。

 (くどいけど我が家の歴史








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by kbmn37gnkds | 2015-04-05 18:13 | 木場のこと
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