人気ブログランキング | 話題のタグを見る

10年ぶり,東北漫遊旅行


 のんびりと朝食を,しかもわざわざ前の晩に弁当つめて,野点を楽しむ。
 一見,贅沢。また一見は貧乏症の面々。
 いや,そうではない,朝食に味噌汁がないと気が済まない,偏屈な中年になった男たちの,わがままである。
  さて,東北旅行。が始まった。
10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_11575954.jpg

 1日目。秋田までフェリー。松川温泉までは,玉川温泉経由松尾八幡平を抜けて。

 金曜日,新潟発午後11.30分。秋田行きカーフェリーに乗り込む。
 すでに,私だけ岩室温泉にて,仕事場の旅行で,しこたま飲んできたので,やや満足ながら,他の面々は,酔っ払いを迎えに出た運転手に,出発の準備に,いろいろあり,乗船後に再びの酒盛りがはじまった。
 ぱらぱらの観光客をよそ目に,プロのトラック野郎たちが,風呂場に流れていく。
 俺たちはワンカップ,女たちはビール。ワンカップ3本が山本の胃袋に流し込まれた。おれは2本飲んだところで,「あんたは運転手だから,もうやめなさい,ねなさーい!」コールに素直にお休み。
  当然のことながら,翌朝は,ハンマーヘッドシャークの寝起き顔であった。


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_11583084.jpg 紅葉のイチョウと村のほこら。

 こういうところを求めて,秋田の山奥に進む。黄色・オレンジ・真っ赤・茶色・木枯らしに裸にされたブナが通り過ぎる。山本カメラマンは,アナログの名機,おれは,ばかちおんのデジタルもって,あちこちで,「シャカシャカ・ハチパチ」しながら道を楽しむ。女たちは,その間散歩である。


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_11584964.jpg 途中でみつけたバス停。
 「五十曲。年取ったら,こんなあだなつけられたらどーしよう」 ・・・おれ。
 「五十嵐のへそ曲がり,へんくつおやじに,ぴったりの看板だわ,いまでも十分へそ曲がり,これ以上のへそ曲がりはいない」・・・・妻筆頭にみんな合唱。
 


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_1159931.jpg
 玉川温泉にて岩盤浴の人たちを写す。
 前々からうわさに聞く強酸性の泉質。
 入浴後,うっかり顔を洗ったら,目が痛くて開けられない。真水のところまで壁を伝って歩く。
 どんな風呂なのかな?という人のために,大サービス。
 「何にもしてないのに,お知りの穴がひりひりしてくる」・・・ほどの強酸性。
 


 2日目。盛岡冷麺と酒蔵見学経由,一関のジャズ喫茶へ。
 


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_11593364.jpg
 松川をくだったところにある用水路。風光明媚なところ。写真左手に岩手山が一気に競りあがっていて,急峻。みずが冷たく流れが早いために,すこしでも緩和するためにつくられた人間の知恵である。正面の山の方角に何十もの段堰が作られている。

10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_120123.jpg
 今回も盛岡冷麺を食す。前回ははずれ。今回,無事リベンジを果たす。
 山本の妻,うまいを表現するとき,両手をばたばた振るのである。・・・・・ちゃぼか。
 失礼しました。山本の妻,おれの中学校陸上部時代の同級。

 <回想録>
 先回の東北は,おのおのが第一次子育て期を終えて一段落。
 山本の,純白のカリーナED号にて,夜通しのドライブ旅行だった。十二湖,不老不死温泉,青森のほたて,盛岡の冷麺,松川温泉松楓荘にて宿泊。
 宿屋の混浴に,30ちょい過ぎの夫婦づれ2組が挑戦。・・・・しかし,あと一歩のところで女性たち,いくらなんでも,はじらいあり,まだみせられなーいと正気になって断念。

 今回は,男たちのほうから遠慮した。
 だるまストーブと入ったほうが,まだましだ。


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_120125.jpg
 今回の,もう1つ旅の目的。東北の地酒買いあさり。左から,秋田の大館・岩手の松尾・岩手の盛岡・一関・山形小国の地酒を6本入荷。年末まで,飲み比べなり。盛岡市のあさ開酒造では,酒蔵見学と試飲までしてきた。おかげで皆みやげ物を買わされた。


10年ぶり,東北漫遊旅行_e0034554_1202936.jpg

 そして,今回の旅で,またまた多くの,ブログ用壁紙を,しこたま手に入れたのであった。

  旅の終わり。みな,来年も旅に出ようと誓い,話し合う。
  その謀議は,おれが飲むのを必死に我慢して運転している車,
 通称「移動居酒屋くらうん」の中で,行われたものである。
 それもさしみを食いながらである。(後略)

  なんだかんだで9時半自宅にもどった。おつかれさん。
by kbmn37gnkds | 2006-10-30 12:56 | 茶がらけ日記
<< 東北のあれこれ・もれた記事 本日より3日間休刊 >>