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朝鮮通信使NO.2


 江戸時代、徳川・鎖国の時代。
 朝鮮と日本を行き来していた朝鮮の一行があった。

 朝鮮通信使。

 われは、半島文化と島国文化を対比させながら、旅日記を綴る。
 
 本日も写真2点。


 静寂の古刹
 「京都・竜安寺」
 「慶州・佛国寺」

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 夜行バスで新潟を出て、よく日の朝6時には京都駅。 
 京都・竜安寺には、開館午前8時を少し過ぎたころに着く。客、まばら。

 ここに来る客は、どうして静かにしようと構えてしまうのだろう。

 おいらは、失礼ながら、構図の中に1個のオブジェをおいた。
 かばんの中から、もっとも簡素なものを見つけた。

 「喝!」

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 韓国釜山から高速バスに乗り、慶州の駅前に泊る。
 よく日朝一番に、世界遺産プルグクサ・佛国寺へ。

 午前7時過ぎ到着。

 おいらひとり。
 こんな早くから、団体観光客なんぞ、きやしない。

 「朝の静寂」・・・・おいらは噴出す汗を、首に巻いた旅館のタオルでふき取った。
 
 やはり、静寂に対比した、オブジェを取り出しカメラに収める。

 軒下で休んでいると、若い坊主がやってきた。
 韓国語で話しかけてくる。優しいまなざしだ。

 おいらは、さかんに
 「イルボン・イルボン」という・・・ が、まだハングルで話しかけてくる。
 思い切っておいらは、
 ゜Can you speak English?"というと、
 坊主は右手の指で、目の検査にでてくる、Cマークをつくった。
 「少しー」・・・かあ?
 「よーし、いっちょもんでやるかあ」

 それならばと、しばらく頭の中で英文を考えたが、中々浮かばない。
 しかたなく、
 「ぐっどぉ!」
 と、親指を立てて、この寺を最大限ほめた・・・つもりだった。

 若い坊主は、
 「そんだけかよ、おまえの英語?」っていうようなにやにや顔で、おいらの肩をたたいた。

  いささか、受けたようだ。

 竜安寺では、ホーホケキョーが鳴いていた。
 韓国佛国寺では、カッコーが鳴いていた。

 もしや。

 ♪ほう法華経♪ 喝っくぉー♪と、鳴いているのかも知れない。

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 (おまけ)

 ラフスタイル時の、おいらの足元。
 とうてい、人々は寄り付かず。
 身だしなみは、足元からすでに崩れている。

  「喝!」
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「若・僧さん」
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by kbmn37gnkds | 2008-07-24 23:44 | 茶がらけ日記
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